焼き鳥屋開業への道

三十路男、焼き鳥屋開業に向け修行の旅へ

焼鳥屋開業への道2
秋山
秋山
俺は焼き鳥職人になるんだ!

焼き鳥での独立開業を決心したものの、一度も焼き鳥を焼いたことがない僕は焼き鳥職人になるべく修行の旅に出ることにしました。

決して楽な修行ではありませんでしたがこの修行期間があったからこそ、山口県宇部新川で焼き鳥屋「焼鳥一力」を開業し繁盛店まで導くことが出来ました。

そこで今回は、僕がどんな心構えで修行に挑んだのかをご紹介します。

修行店(焼き鳥屋)は繁盛店を選べ

焼き鳥屋をやると言っても、恥ずかしながらそんなに焼き鳥屋に行ったことがない…。だから好きな店も憧れの店もありません。そこで僕は使い慣れないインターネットを駆使して、どんな焼き鳥屋があるのかを調べてみました。

すると僕が住んでいた山口県の隣の福岡県は焼き鳥が有名だと知り、福岡を中心に繁盛している焼き鳥屋を探しました。

たった3年で廃業経験のある僕にとっては繁盛店は夢のまた夢で、利益を出し続けるなんて不可能ではないのかとまで思っていました。

そこで、繁盛店を作るにはまず繁盛店を知る必要があると考え、繁盛店であることを大前提に修行店の候補を絞り、実際に食べに行く事にしました。

最初に行ったのは福岡県屈指の大繁盛店。店内に入るとすぐ目の前に焼き台があり、焼き台を囲むようにカウンターがありました。目の前の焼き台で職人が焼き鳥を焼く姿をお客様が見ながら食事を楽しむ光景はまるで劇場のようでした。

平日にも関わらず店内は満席でとても活気があり、僕が求めていた”繁盛店”のイメージを遥かに超える繁盛ぶりに衝撃を受け「ここで働きたい!」と強く思いました。

こんなに凄い店で、焼き鳥どころか料理すら未経験の僕なんかを働かせてくれるのか?という不安もありましたが、この不安を乗り越えないと僕に未来はないと思い、勇気を出してアルバイトの求人に応募しました。

修行期間とノルマを決めよ

僕は”山口県で焼き鳥屋として独立する”という目標があった為、面接の時点で独立したいこと、そのために店を抜ける事を店長に伝えました。有難いことにアルバイトとして採用が決まり早速修行がスタートします。

この時僕は、修行期間を4年間と設定しました。

修行期間を定めていたからこそ自分を追い込むことができ、今やるべきことが見えてきました。またこの4年間の修行で僕は自らにノルマを課しました。

それは「自分一人の力で店の運営全てを回せるようになること」です。

自分は焼き鳥だけを焼くのではなく、他の料理やドリンク作り、ホールでの接客まで、自分一人になったとしても店が運営出来る状態にできること。

これは以前飲食店を廃業させた経験から自分に課した修行ノルマでした。

自分を追い込め

焼き鳥屋には洗い場・キッチン・ホールなど覚えるべき仕事がたくさんあるのですが、最も重要である”焼き台に立つ”チャンスはなかなか回ってこないと聞きました。

しかし僕には時間が4年間しかありません。全ての仕事を覚えるとなると与えられた仕事ばかりするのではなく自分から仕事を求めて行く必要があります。

そこで僕はすぐに焼き台に立つことが出来るチェーン店の焼き鳥屋で掛け持ちのバイトをはじめました。

13時から24時まで繁盛店で働き、24時半から朝5時までチェーン店で働くというハードスケジュールでしたが、いざ焼き台に立つチャンスが回ってきた時にすぐに動ける体勢を作る為に自分を追い込みました。

プライドを捨てろ

修行が始まり当時30歳だった僕は18歳のスタッフに敬語を使いながら洗い場の仕事から教えてもらいました。心の中では「何でこんな若造に!」と思いつつも、自分のためと割り切りながら働いていました。

しかしある日アルバイトの学生から「いつも楽しくなさそうに仕事してますね」と言われました。

自分の中では割り切っていたつもりでも、やはり心のどこかで葛藤があったのでしょう。僕はその言葉をきっかけに「このままではだめだ、これではここで修行している意味がない」と気付き変わることができました。

年下から怒られることは当たり前で、時には理不尽なことで怒られることもありましたが、自分が上の立場になった時に「上司にこういう怒られ方をしたら部下はこういう気持ちになる」という勉強にもなりました。

もちろん怒られると腹が立ちましたが「腹が立つ自分に気付かせてくれてありがとう」と感謝しながら日々修行に励みました。

まとめ

  1. 修行店(焼き鳥屋)は繁盛店を選ぶ
  2. 修行期間とノルマを決める
  3. 自分を追い込む
  4. プライドを捨てる

この4つが僕が焼き鳥修行で学んだ心構えです。

僕は4年間の修行を終え山口県へ戻り、焼き鳥屋を開業させるべく動き出しました。

ABOUT ME
秋山尚登
秋山尚登
株式会社チカラ商会代表。山口県美祢市出身39歳。宇部新川で焼鳥一力(いちりき)を開業しわずか半年で軌道に乗せる。二年後に移転し席数が倍になるも予約が取れない繁盛店へ。圧倒的な行動力を武器に、世界をワクワクさせるべく動き出す。