ワクワクを作る

美祢市初の野外フェス「RISE AGAIN vol.0 in 美祢さくら公園」

2018年夏。故郷美祢に「食」と「音」で恩返しすると決意し、ブログで宣言してから3ヶ月。

美祢線に佇む秋山尚登
故郷・美祢に「食」と「音楽」で恩返しを生まれ育った山口県美祢市への感謝と恩返しのため、「食」と「音楽」を楽しめるイベントを形にするべく動き出します。...

開催日を決めてから準備期間はたったの2ヶ月。周りからは「美祢では無理」、「無謀すぎる」、「賛同できない」と言った否定的な意見が耳に入ってくる。しかし、それでも賛同してくれる協賛者や同級生たちの協力のもと、ついにこの日がやって来た。

2018年11月10日、RISE AGAIN vo.0 前日

準備期間2ヶ月という日々は慌ただしさも予定通りで、遂に今日が準備最終日。準備期間の本番である。

日々の積み重ねが披露されようとしている今日は、必ず準備の穴はある。漏れはある。

それは想定内で、想定してたからその通りになるのであって、想定してなければ完璧な準備ができてたのかもしれないが、準備本番の醍醐味として、僕は完璧な準備を望んでいなかったのかもしれない。

なんて、思っていても発してしまったら『お前、しっかりやれよ!』なんて言葉が飛んできそうだが、今さらだから、許してほしい。

前日に準備期間本番最後のミーティングと題した飲み会を済ませた僕達は、重たい足取りで朝日と共に動き出した。

照明を設営する音響屋さん

業者さんが、ステージを組み立て、音響設備が整う。

同級生とテントを設営する秋山尚登

僕達は同級生の力を借り、テント設営と、配置の調整。

ポップを作るボランティアスタッフ

ボランティアの女の子は、イベントグッズの準備や、ポップの作成。

全てを予定通りの配置に整えると、あとは当日を迎えるだけだ。2ヶ月間の準備期間が終わろうとしている。

車を運転する秋山尚登

3人の実行委員で集めて回り、企業の方々、個人の方々に協力していただいた協賛金。それが、ステージと音響設備に代わろうとしている。

『はじめてのイベントに協賛できないよ。実績を積んでからな。』
『趣旨がわからない。協力できない。』

何て言われながらも、この企画に賛同?無理やり?わからないけど、実行委員として参加してくれた美祢市在住、ぽっちゃりトモ君(左)と、面白そうですね!僕も参加させてください!と、自ら連絡をしてくれた、ぽっちゃりよっ君。(右)

今、形を作ろうとしている会場は、協賛してくれた方々の力は勿論だけど、二人の『信用』の表れだと思うよ。

『お前達が頑張ってるなら協力するよ。』
『お前の為なら任せとけ。』
『若者が街を盛り上げるのはいいことだ!』

と、今回集まった協賛は、企画どうこうや宣伝広告どうこうといった話ではなく、集めて回った人たちにお金を出してくれたのがほとんどで、そこにあるものって見返りでもなく損得勘定のない、目には見えない『信用』だけなんだ。

38歳にして初めての協賛金集めに悪戦苦闘し、元々強くない小ダニほどのハートが潰されかけながらも『大丈夫、まだ生きてるよ。だからもう少し頑張ろう!』なんて、超ベタな励まし方でやる気を出させ、最終的にはみんなで結果を残した。

僕はとても嬉しかった。

今こうして形になろうとしている事。みんなが手伝ってくれてる事。賛同してくれた事。今日があるという事。

上から目線だけど、トモ君が成長した事。

涙が出そうだった。

が、出なかった(笑)

本番前日、最後のミーティング。言い方を変えれば、準備本番のフィナーレ。本番でのお客様の導線を踏まえて、運営スタッフの配置や役割分担を最終確認。

完全に流れを頭に叩き込もうとするスタッフ達が僕の前にいて、横にはミーティングの進行をしてくれる堤さんがいて、会話の流れを見ながらそんなに笑いも起こらないチャチャを入れる僕がいて、明日の為にこんなに本気になってくれる仲間がいるって幸せだなと、涙が出そうだった。

が、まだ出なかった(笑)

2018年11月11日、RISE AGAIN vo.0 当日

RISE AGAINの会場

『朝日が昇る前の朝って、こんなに暗いんだ。』

なんて、小学校低学年が発しそうな言葉を口にするのをこらえながら僕の1日がスタートした。

僕はいつもより少し短い睡眠を最近お気に入りの羽毛布団の中で取れたのだが、会場の駐車場ではぽっちゃりトモ君が車中泊を遂行中。

高額な音響設備の見張り役として、車中泊のベテランが深夜の大仕事を引き受けてくれたのだ。会場に着くと疲れ果ててるであろうぽっちゃりトモ君が、いつもより大きな『おはよう!』をくれた。

実行委員の高橋友人

この気合いの入り方、暴れてくれそうな予感(笑)とりあえずぽっちゃりトモ君を風呂に入れるため、一度家に帰らせて僕は急いでテント設営に動いた。

早朝のRISE AGAINの会場

時間は流れ続々と会場に来られる出店者達。慌ただしくも期待いっぱいに運営準備にかかる。

これから始まる出来事全ては、僕たちの想いから始まり、こうして人様の力を借り、動き出し、これから来るであろうお客様の笑顔や感動で溢れる場になる。

振り返れば今年の夏。

2018年夏の秋山尚登

『面白そうやん!やろうや。』

なんて軽いノリの中にも、二人には解る本気さから始まった今回の企画。ヒラメキを形にしたからこそあるこの目の前の景色。

お客様が本当に来てくれるのか、喜んでくれるのか、拳を空高く突き上げ跳び跳ねてくれるのか…

でも、今はそんな事どうでもいい。形になりつつある会場をみて、ほんの少しだけ、ほんの少ーしだけ、自分を誉めたかった。

そしてこのイベントを一緒に企画し、僕のブレブレな気持ちをいつも軌道修正してくれる、影でチョメチョメしがちな三田村君をめっちゃ誉めたかった。

実行委員三田村

よし、やるかっ!

このイベントが盛大なフィナーレを迎えて、みんなから『今日って、なんか最高な1日じゃねぇ?』何て言葉があちらこちらから聞こえてくるまで、僕の任務は終わらない。そのための黒子を今日は勤めさせていただきたい。

RISE AGAINの特設ステージ

会場を走り回って、今日という日を迎えさせてくれた協力者にお礼をし、来てくれたお客様にありがとう!を伝え、立冬とは思えない陽射しガンガンの天候に感謝しながら、今から突っ走るぞ!

バーを設営する秋山尚登

10時開場。

開場直後のRISE AGAIN vol.0

お客様がチラホラと来てくれる。

『ホンマにお客様が来てくれた!』

10時20分 開演。

RISE AGAINの会場内

『めっちゃお客様来てくれるやん!』

RISE AGAINの会場内

お客様で溢れかえる出店ブース。会場いっぱいのお客様。

RISE AGAINの会場内

『これが、俺達の想いから…』

RISE AGAINの会場内

これだけ多くの方々を動かすことが出来た自分を、先程よりやや強めに誉めてみた。

RISE AGAINの会場内

本当に笑顔が生まれてる。

演奏中のSPLASH

おじいさんとおばあさんが、Rockを聴きながら、拳を空に突き上げてる。

本当に嬉しかった。

演奏中のROA

涙が出そうだった。もうどうせ、汗なのか涙なのかわからない。

もういいか。みんなありがとー!

秋山尚登

でも、涙はまだ出なかった(笑)

今日来てくれた1800人。

美祢の餅まき

その皆さんの今という時間を、僕達が2ヶ月の準備期間をかけて、ここに来てもらえるようアプローチをかけ、導線を作った。

餅を巻く秋山尚登

僕達を『信用』してくれ、協賛・協力してくれた皆様がいて、企画を共有してくれる仲間がいて、盛り上げてくれる感動をくれるアーティストがいて、笑いと幸せをくれる出店者がいて。

RISE AGAINのスタッフ

それを味わうためにお客様が来てくれて、お客様が沢山来てくれるから、僕達は感動して、また幸せが集まる場をつくりたくなって…

RISE AGAINのスタッフ

幸せのスパイラルの中にいれる幸せほど心地いいものはない。

演奏中のFUNKIST

僕達はこの感動を味わってしまったのだ。

だから、これからも幸せのお花畑を見つけに動いて行くだろう。

演奏中のFUNKIST

そこに辿り着くまでには、もしかしたら陰口を叩かれるかも知れない、否定的な意見に出会うかも知れない。

しかしそれもまた『革命』が起こり始めたサインだと捉え、自分達を信じて進んで行きたい。

秋山尚登

僕達はみな自分であり、あなたではないのだから。

その先にあるであろう沢山の笑顔に出会うために。

全ては一つ。ありがとう!

あとがき

僕は今回の野外フェスイベントで『実行委員長』を勤めさせていただいた。しかし、実行委員自体はじめての経験だし、もっと言うなら野外フェスにすら行ったことがない(笑)

でも、他の実行委員の存在と、何より『面白そう!』『やりたい!』って気持ちがあったから、出来るだろうと思って行動に移せた。

刺激を求め、ワクワクする方へ体を向け進んだからこそ新しい世界が見え、映し出されるようになった。時間が限られていたせい(お陰)で、とにかく実行委員のメンバー6人で突っ走るしかなかった。

なんとか形にするまで、自分達の考えを信じて動くしかなかった。

『よし、あと一息!』

開催2週間前、やっと宣伝告知が出来る時が来た。やっとみんなに報告出来る、ここから同級生の力を借りてイベント情報を拡散していこう。

『野外フェスやります!』って、宣言して2ヶ月。

今までろくに情報も流してなかったのに、みんな快く助けてくれた。なんだか手伝える場面を待っててくれたみたいだ。どんな事が行われるのかイメージ出来ないでいた友達は、『手伝うよ!』と言いたいけれど、自分が役に立つのかわからないし、逆に邪魔をしてしまうかも知れないと、僕達からの誘いを待っててくれたのだ。

友達は刺激を欲していたのだ。ウズウズしてたのだ。

家庭を持ち、人の親となり、仕事に追われ自由な時間なんてそんなに確保出来ない人達も、ほんの少しの時間だけかも知れないが手伝いたいと。

嬉しいよね。涙が出そう。

僕は刺激的な匂いがした方に足が向かなくなったら、『自分の人生、生きてるかい?』と自分に問いかけている。

日々の生活に追われ、世間の多数決で決められたかのような常識にとらわれすぎて、自分の意思を見失ってないか?と。

だから、今回手助けしてくれた同級生の刺激センサーが感知してくれた事、それにともない行動してくれた事、ベリーグッドだよね。

今回のイベントはS55生まれの美祢市出身の同級生が中心となって開催された。1年前の同窓会の会話の中で『美祢市を盛り上げたい』『魅力ある町にしたい』『僕達の出来る事で、故郷に恩返しをしたい』こんな会話の中から生まれたイベントだ。

しかしながら、初開催であると言うこと、美祢市出身だが現在美祢市に住んでないと言うこと、準備期間が短すぎると言うこと、前例がないイベントだと言うことなどなど…色々な方面から反対意見と言うか、どうせ無理だろうと言う言葉が聞こえてきた。

冷静に考えると確かにそうだなって意見もあったが、妬み、僻みの様な言葉も沢山聞こえてきた。別に僕達はいいんだよ、想定内だから。その発言全ては『革命』が起きはじめた証拠だから。

ただ、寂しさを感じた。

始まってもないことに無理だろうなんて、言うから。

違うんだよ。僕達はやるんだよ。出来るとしか思ってないんだよ。

だから、どうせやるんだから僕達はその否定的な意見から、より成功させるために必要な意見だけを引っ張り出した。どんだけ悩んでも、考えても、それは悩みに対しての悩みであって、何の答えも出やしない。

リアリティは今、この瞬間しかないんだから、今を生きるためにはやるしかないんだよ。

今回もどうせ無理だよって言われ、諦めてたら、あの感動を味わうこともなかったし、このブログすら存在しない。

そう考えると怖くなる。

いかにやることが大切か、今を生きる事が大切か。

全ての出来事に感謝。

ABOUT ME
秋山尚登
秋山尚登
株式会社チカラ商会代表。山口県美祢市出身38歳。宇部新川で焼鳥一力(いちりき)を開業しわずか半年で軌道に乗せる。二年後に移転し席数が倍になるも予約が取れない繁盛店へ。圧倒的な行動力を武器に、世界をワクワクさせるべく動き出す。