食べ歩き

池田屋(いけだや)-福岡 大名

池田屋(いけだや)-福岡赤坂

今日紹介するお店は、僕が大好きなお店『池田屋』です。僕がこのお店に魅力を感じる点を深堀してみましょう。

Contents

裏路地にひっそり佇むの隠れ家

池田屋へと続く裏路地

メイン通りから少しはなれた場所の、人が二人ならんで通れるか通れないかぐらいの細く暗い小道を抜けた先にあります。

男『俺のオススメの店に案内するよ!』
美女『えっ?こんな所にあるの?』
男『いいから黙って俺についてきな!』
美女『ねぇ、こんな道通っていいの?』
男『俺を信じろって!』
美女『うっ、うん。』
美女『あっ、これがお店?』
男『うん、さあどうぞ!』
美女『お店の看板もないけど大丈夫?入るよ?』
男『さあ、ゲートを開けてごらん』
美女『ワァー、素敵な空間』
モテ男『だろっ!』

みたいな会話がおのずと生まれるかもしれません。

このストーリーが頭に焼き付き、思い出となり、人に話したくなり、聞いた人が行きたくなる道筋を作ってくれ、口コミへの誘導になるのでしょう。

池田屋(いけだや)の入り口

店案内の看板もなく、集客の為の広告をしていないように思いますが、看板のない薄暗い小道こそが、最高の広告になっているのでしょう。

これを発信するのが、先ほどの男女の会話。身近な友人、知人からの口コミって、一番信頼感がありますよね!

それが生まれる仕組みを作り上げてる『池田屋』さんに、あっぱれ!です。

広々とした店内

池田屋(いけだや)の店内

扉を開けると、広々とした空間に、とっても広々した椅子とテーブル。経営目線ではなかなかこのゆったりとした配置には勇気が必要です。

客単価1~2万円ならまだしも、4000~5000円のこの業態で、もっと席数を増やせば売上あがるだろうし、とても勇気ある選択をとられてる。

しかし、僕がお客として利用した時に、あの道筋からのワクワク、ドキドキ感からの、賑やかな街の中にありながら穏やかさを感じれる場所での古民家を改装したこの佇まいを生かした店内空間に入ったときに、

『わっ!』となれる。

まさに、お客様の心理の半歩先を行く期待の上乗せをしっかりと実行されている。

ブラボーです。

名物『炊き餃子』

池田屋(いけだや)名物「炊餃子」

このお店の名物は『炊き餃子』です!

グツグツ沸かした石鍋に、鶏ガラと豚骨スープのブレンド?を入れ、そこに湯通しした餃子を投入する。

そのままスープを飲んでもよし、餃子を食べると、濃厚なスープが餡に入り込んだ、旨味が増したプルンプルンの餃子がまたたまらなく旨い!

一品料理も、ちょっと思考を凝らし、新しい発想を与えてくれる。

グイグイくる接客をされるわけではないので、スタッフの方々の印象は強くはないが、料理と雰囲気が作り出す『池田屋』さん。

僕はここが、大好きです。

アクセス・地図

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ABOUT ME
秋山尚登
株式会社チカラ商会代表。山口県美祢市出身40歳。宇部新川で焼鳥一力(いちりき)を開業しわずか半年で軌道に乗せる。二年後に移転し席数が倍になるも予約が取れない繁盛店へ。圧倒的な行動力を武器に、世界をワクワクさせるべく動き出す。